1989年発表のデビューアルバム Bleach 所収。
Mr. Moustache
(Kurt Cobain)
(verse)
G
Fill me in on your new vision
Wake me up with indecision
Help me trust your mighty wisdom
Yes I eat cow, I am not proud
Wake me up with indecision
Help me trust your mighty wisdom
Yes I eat cow, I am not proud
新しいビジョンを詳しく聞かせて
煮え切らない僕の目を覚ましておくれ
そのすごい知識を信じさせてよ
僕も牛を食べるさ、誇りには思わないけど
煮え切らない僕の目を覚ましておくれ
そのすごい知識を信じさせてよ
僕も牛を食べるさ、誇りには思わないけど
Show me how you question, question
Lead the way to my temptation
Take my hand and give it cleaning
As I eat cow, I am not proud
Lead the way to my temptation
Take my hand and give it cleaning
As I eat cow, I am not proud
どこが問題か教えて
出来心へ導いて
僕の手を取ってその手を清めてほしい
牛は食べるけど、自慢にもならない
出来心へ導いて
僕の手を取ってその手を清めてほしい
牛は食べるけど、自慢にもならない
(chorus)
B C G
Easy in an easy chair
Poop as hard as rock
I don’t like you anyway
Silly little fucks
Poop as hard as rock
I don’t like you anyway
Silly little fucks
椅子にゆったりリラックス
石みたいなカチカチうんこ
とにかく好きになれない
アホ野郎
石みたいなカチカチうんこ
とにかく好きになれない
アホ野郎
(post-chorus)
A C Eb
I’m new
I’m new
I’m new
新参で
不慣れさ
不慣れさ
→(verse)(chorus)(post-chorus)
Now you
Damn you
Ah!
Damn you
Ah!
で、君は?
クソ野郎
あー!
クソ野郎
あー!
作者カートコベインは同名の4コマ漫画を描いている。
(左上)
俺の息子!この子は立派な男になるぞ。
ほらこの力強い足!
将来はアメフト選手だ!
俺の息子!この子は立派な男になるぞ。
ほらこの力強い足!
将来はアメフト選手だ!
(右上)
この子は女の子なんかであっちゃいかん。
俺が欲しいのは素直な働き者で、ユダヤもヒスパニックも黒人もホモも大嫌いな100%ピュアビーフのアメリカ男だ!
俺が車の扱いと女の食い方を教えてやるのさ。
この子は女の子なんかであっちゃいかん。
俺が欲しいのは素直な働き者で、ユダヤもヒスパニックも黒人もホモも大嫌いな100%ピュアビーフのアメリカ男だ!
俺が車の扱いと女の食い方を教えてやるのさ。
(左下)
ああ、耳を澄ましてみな
力強い小さな足が蹴るから。
ああ、耳を澄ましてみな
力強い小さな足が蹴るから。
(右下)
KICK
KICK
この漫画が嘲弄するマッチョ主義がそのままこの歌の主題にもなっているのだろう。
(でも牛肉ばっか食ったらうんこ硬くなるのけ?)
Mr. Moustache = ミスター口ひげ
サビの最終行は、流布する歌詞によれば Seal it in a box らしいが、Silly little fucks と聞こえる(まあビミョーだけど)。前者なら、箱に閉じ込めろ、の意(うんこを?)。
それからサビ後もこれまたビミョーで、I’m you みたいにも聞こえる。
ただ歌詞の主義主張がどうあれ、それを超えて聴き手に迫って来るのが8ビートの単音リフ。
パンクらしさなんてほぼゼロで、スラッシュメタルの影響が色濃く表れている(そう言やドラムのフェイドインなんてメタリカの曲にあるなあ)。
でもこの疾走するリフには何か違和感が…
その正体は、交互に半音上げ下げされる2音目が生み出すどっち付かずの怪奇(G⇔Gm)。
加えてそれを弾きながら歌う声のピッチも不安定で微妙。
ただの音痴だろ、と言う人もきっといるだろうが、本作の神髄はそこにこそ表れている(多分)。
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