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歌詞和訳 The Police – Message In A Bottle コード

1970s

1979年発表の第2作アルバム Reggatta de Blanc の開始曲。英1位のヒットシングル(米では74位と余り売れず)。

Message In A Bottle

(Sting)

C#madd9 Aadd9 Badd9 F#madd9 (x2)

C#madd9 Aadd9 Badd9 F#madd9
Just a castaway
island lost at sea
Another lonely day
no one here but me
More loneliness
(than) any man could bear
Rescue me before I
fall into despair
遭難してしまった
海の孤島に
来る日も来る日も
ひとりぼっちの寂しさ
こんな孤独
耐えられる奴なんていない
誰か助けてくれ
絶望の淵に沈んでしまう前に

A D E
I’ll send an SOS to the world
I’ll send an SOS to the world
F#m D
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
C#m A
Message in a bottle
Message in a bottle F#m
世界に向けて SOS を送るんだ
誰か受け取ってくれ
瓶に込めた俺のメッセージ

C#madd9 Aadd9 Badd9 F#madd9
A year has passed since I
wrote my note
I should have known this right from the
start
Only hope can keep me
together
Love can mend your life but
love can break your heart
メッセージを書いてから
1年が経った
こうなる事は最初から
覚悟しておくべきだった
俺をつなぎとめるのは
希望だけ
愛は命を修復しもするが
心を破壊しもする

I’ll send an SOS to the world
I’ll send an SOS to the world
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
Message in a bottle
Message in a bottle

C#madd9 Aadd9 Badd9 F#madd9
Walked out this morning
I don’t believe what I saw
Hundred billion bottles
washed up on the shore
Seems I’m not alone in being
alone
Hundred billion castaways
looking for a home
今朝浜辺を歩いていた
眼前の光景が今でも信じられない
岸に打ち上げられた
億千の瓶
自分一人だけだと思っていたのはどうやら
自分一人だけではなかった様だ
億千の遭難者の
望郷の念

I’ll send an SOS to the world
I’ll send an SOS to the world
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
I hope that someone gets my
Message in a bottle
Message in a bottle

C#madd9 Aadd9 Badd9 F#madd9
Sending out an SOS…
SOS 送信中

アルバム表題 Reggatta de Blanc は、デビュー作 Outlandos d’Amour 同様、後半だけマトモな、インチキ仏語。
白いレガッタなんて邦題が付いたが、ボートレースとは無関係で、綴りも違う。
reggae(レゲエ)を指すらしいが何でこうなったかは不明(何せインチキだし)。
意味としては、白人がやるレゲエ、みたいな事なのだろう。

では本作。
イントロとバースのギターアルペジオがイカす。
目一杯開いた左手と9度の響きが疾走感の中に何か含みを持たせているみたい。
今まであまり意識しなかったが、ベースはビデオに見える通りフレットレス。押弦が柔らかい指だから音の減衰が速い。ブーン。それがまたいい。
ドラムは特に第3バースから16分になるトコがシビれる。

ビデオのロケーションはロンドンか。
路上にパンクがタバコを吸っていたり、ボウイみたいな髪型の姉ちゃんもいる!

SOS とは、送信と判別が容易な救難信号をローマ字にするとそうなっただけの事で、Save Our Souls[Ship] というもっともらしい意味は後付けらしい。これは所謂 bacronym(back + acronym)なる一種の言葉遊び。
するとたまに見かけるピリオドを付した S.O.S.なる省略表記は即ちナンセンス。
ネット事典で有名になった wikiwiki(ハワイ語で「早い」)にも、what I know is と英語で意味が後付けされている。ま、どっちもよく出来てはいる。
タバコの Marlboro は Men Always Respect Lover Because Of ROmance の略だと昔の彼女に教えられた事があった。いやはやタバコなんぞにこんな粋な意味が込められとるんだなあ、などとアホみたいな顔して当時は感心しきりだったと記憶する。
でも今になってみりゃこれなんかも上と一緒で、それを承知の彼女はアホ面のウブな私に「アンタもっとアタシに敬意を持って接しなさいよ」と当て付けていたのかも。或は「男なんてロマンに生きるしょーもない生き物」と皮肉ったのか。
改めて調べてみると、Men Always Remember Love Because Of Romance Only なんてのも出て来る。ま、どっちにしても完全な後付けだ。
無知は無恥なりや…

話が逸れました。
 2番
後半、love という言葉が不意に登場し、この物語(妄想)が男女間のものである事を示唆する。
SOS の送り先も特定の愛する人か。
ただやはり男女に限らぬ、勝手な一般化も出来はする。

 3番
I’m not alone in being alone 一人である事において一人ではない
本作の主眼だろう。このたった一行が多くを語る。alone を2回使った不思議な面白い文。
これを初めて聴いた時は何だか虚を突かれた様にハッとしました。種明かしみたいで。
アルペジオに感じた含みとはこれだったのか… なーんて、きっとこれも後付け。
これを真理だと思う一方、自身を孤独たらしめているのは他ならぬやはり自分自身なのだろうという思いが頭を擡げる。
自分だけじゃない、誰もが孤独を感じてるんだ、などとマクロな理屈で考える以前に、そもそも孤独や疎外感なんぞ自身が勝手に作り出した、ただの妄想のオバケみたいなモンだと自分を笑い飛ばせれば随分と楽になるのだろう。

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