1991年発表の第2作アルバム Nevermind 所収。
Stay Away
(Kurt Cobain)
D B F C
F C
(I don’t know why)
Rather be dead than cool
(I don’t know why)
Every line ends in rhyme
(I don’t know why)
Less is more, love is blind
(I don’t know why)
(なぜかは知らん)
カッコよくなるくらいなら死んだ方がマシ
歌詞はどれも韻を踏む
少ない方がいい、恋は盲目
Stay Away (x3)
あっちにいろ
(I don’t know why)
Fashion shits, fashion style
(I don’t know why)
Blow it out, keep it in
(I don’t know why)
Have to have poison skin
(I don’t know why)
(知らんけど)
クソみたいな流行りのスタイル
そんなものフッ飛ばせ、いや取っとけ
毒を身にまとわなきゃな
Stay away (x3)
D F# (I don’t know why) x2
Stay
Stay away (x3)
(理由なんて知らねー)
あっち行け
(I don’t know why)
Rather be dead than cool
(I don’t know why)
Every line ends in rhyme
(I don’t know why)
Less is more, love is blind
(I don’t know why)
(なぜかは知らん)
カッコよくなるくらいなら死んだ方がマシ
歌詞はどれも韻を踏む
少ない方がいい、恋は盲目
Stay away (x3)
(I don’t know why) (x2)
Stay
Stay away (x3)
こっち来んな
(なんでだろー)
あっち行け
God is gay
神はゲイ
「猿真似」を和英辞典で引くと、monkey see, monkey do の他に、awkward[poor] imitation (下手な模倣)なんてのが出て来る。
猿もナメられたモンだな、と思いきや、我々日本人も黄色いサル呼ばわりされてたっけ。否、今やイルカやクジラ以下に見られてんだった(余談)。
本作は、カッコいい(cool)と言われる者の多くは猿真似の如く流行(fashion)に追従しているだけ、という皮肉を込めた歌。
その矛先がLAメタルにも向けられており、poison skin がバンドのポイズンを仄めかしている、と取る向きもある、けどまあこれは深読みのし過ぎだろう。
こんな言い回しがある。
Give the devil an inch and he’ll take a mile.
悪魔にちょっと(インチ)でも与えたら、たくさん(マイル)持って行かれてしまう
で、それになぞらえて
Give an inch, take a smile
我々はナイーブなモンだからすぐ悪魔に譲って、挙句たくさんブン取られてまうのよねえ(また余談)。
Every line ends in rhyme = 全てのラインが脚韻を踏む
その通り実際に全てのラインに脚韻が施してある。
ついでに表題も Stay Away
おまけに旧題も Pay To Play
何とも律儀な作者のコベインさん…
ドラムはチャドチャニング。
題も違えば詞も少し異なる。
このコンピアルバムの2曲目が Pay To Play (演奏するなら金払え)。
この旧題はライブハウス(の経営方針)への批判でもあった。
最後の絶叫のドサクサに曰く、
God is gay 神はゲイ
コベインにはこの文言を地元の街の壁にスプレーしたかどでの逮捕歴あり。
上の the devil (悪魔)は he で受けているから男なんだろうけど、何でも、神には性別の概念を適用できないそうな。
ん?じゃ goddess(女神)って何?って話だけど、神話にだけ登場すんだっけ?キリストなんかの宗教とは別物?何だかよう分からん。
で、だからこのラインは虚言と一蹴も出来ようが、性別を超越しているなら横断も出来る、と考えりゃ強ち間違ってもいない、どころか随分と含蓄ある言葉に思えてもくる。
要は同性愛を認めぬエバンジェリカル等の保守主義者に対する当て付けなんだろうけど。
それにしても絶妙なF#の響き!
(弦)半音下げ、だけどもう喉が悲鳴を…
コメント
日本人は猿だよ。豚より頭いいから