1979年発表の第2作アルバム Reggatta de Blanc 所収。
Bring on the Night
(Sting)
C D Em (x3)
The evening spreads itself against the sky
Waiting for tomorrow, just another day
God bid yesterday good-bye
夕暮れが空に向けて広がる
明日という次の日をただ待ち受け
神が一日に別れを告げた
Am7 Em D
I couldn’t stand another hour of daylight
Bring on the night
I couldn’t stand another hour of daylight
あと1時間の日の光にも耐えられそうにない
早く夜になってくれ
もう日の光には耐えられそうもない
Hangs above my head there in the dark
Can’t see for the brightness is staring me blind
God bid yesterday good-bye
暗闇に居座り頭から離れてくれない
眩しくて目が見えない
神が昨日に別れを告げた
Bring on the night
I couldn’t stand another hour of daylight
Bring on the night
I couldn’t stand another hour of daylight
(guitar solo)
Bring on the night
I couldn’t stand another hour of daylight
Bring on the night
I couldn’t stand another hour of daylight
I couldn’t stand another hour of daylight…
本作が書かれたのはスティングがポリス以前のバンド Last Exit に所属していた時で、元はキリストの処刑に関与したユダヤ総督ピラトについての歌だったのが、「死刑執行人の歌」を読んだ後、その主人公の死の願望に重なると思うに至る(因にアルバム次曲は Deathwish)。
1980年のピューリッツアー賞受賞作
The Executioner’s Song(死刑執行人の歌―殺人者ゲイリー・ギルモアの物語)
(Norman Mailer)
因にこのノンフィクションは U2 の Exit の下敷きにもなっている。
この2枚組ライブアルバムの歌詞カードには Cause I bid yesterday と載っていたと記憶。夕刻に自身が(日のある)一日に別れを告げた、と解釈していたが、公式サイトを含め出回るものには God と記載されており、これは後者で正しそう。
と思ってもう一度ライブ版を聴いてみたらこっちはやっぱ Cause I bid yesterday と歌ってた。
原版の2番は God bid this yesterday good-bye と聞こえるがこれはどうなんだろ。
もう一つの相違が stand another hour と spend another hour だが、これはライブ版も原版も、そして2行とも前者に聞こえる。
それにしてもこんなアルペジオ、弾き続けるだけで大変なのに歌ってもいるんだからスゴい。
コメント
名曲だと思って聴いていましたが、そんなバックグランドが有あったとはさっぱり知りませんでした。
このアルペジオ、ベーシストなら結構余裕で弾けるんじゃないでしょか。
背景は僕も調べて初めて知りました。殺人犯ギルモアは早期の死刑執行を求めたそうですね。それで早く夜になってくれ、と…
https://www.youtube.com/watch?v=q_78wVBmIPc
これを見ました。キーを下げたりもしてましたが、まだまだミュージシャンとして力強いですね。
あの歌いながら時々あらぬ方向を睨むやつが相変わらずで格好良いです^^。
おお、Message 1音下げBmで開放使いが多くなって断然弾きやすいっすね。そんで力強い。