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歌詞和訳 The Police – Invisible Sun コード

1980s

81年発表の第4作アルバム Ghost in the Machine 所収。英2位のヒットシングル。

Invisible Sun

(Sting)

Eb9 Cm9

Eb9 Cm9
I don’t want to spend the rest of my life
Looking at the barrel of an Armalite
I don’t want to spend the rest of my days
Keeping out of trouble like the soldiers say
I don’t want to spend my time in hell
Looking at the walls of a prison cell
I don’t ever want to play the part
Bb9 A9 Ab9
Of a statistic on a government chart
ライフルの銃身を見ながら
余生を送るなんて御免だ
軍人が口々に言う様に
厄介を避ける様に日々を過ごすのもイヤ
独房の壁を見ながら
地獄で生きるのもイヤ
国がデータで決めた
お役を務めるのも御免被りたい

(chorus)
G
There has to be an invisible sun
It gives its heat to everyone
There has to be an invisible sun
It gives us hope when the whole day’s done
「見えない太陽」ってのがあるはず
万人に熱を放射する
あるはずさ
日が落ちても希望の光をくれる「太陽」が

It’s dark all day, and it glows all night
Factory smoke and acetylene light
I face the day with my head caved in
Looking like something that the cat brought in
日中は暗く、夜には燃え輝く
工場の煙にアセチレン灯
俺はその日を迎える、猫が持ち込んだ
ものみたいに頭をへこませて

→(chorus)(interlude)

And they’re only going to change this place
By killing everybody in the human race
They would kill me for a cigarette
But I don’t even wanna die just yet
そして奴らは人類を皆殺しにする事でしか
この世界を変える事は出来ない
タバコの一本と引き換えに殺される事もある
でも俺はまだ死にたくなんかないんだ

→(chorus)

thepolice.com を参照/引用しながら筆を進めます。

I actually wrote the song in Ireland, where I was living at the time. It was during the hunger strikes in Belfast. I wanted to write about that but I wanted to show some light at the end of the tunnel. I do think there has to be an ‘invisible sun’. You can’t always see it, but there has to be something radiating light into our lives.
—Sting, Revolver, 2000

英国領北アイルランドのベルファスト郊外の刑務所に収監されていたIRA(アイルランド共和軍、国家正規軍ではない)のボビーサンズを始めとするメンバー4人が、サッチャー政権下の81年、(第2次)ハンストの末に餓死を遂げた事件が本作の元になっている。

ただ作者スティングは「トンネルの先の光」を示したかったらしく、それで「見えない太陽」なんていう、分かった様な分からん様なメタファーを持ち出している。
これは彼の造語ではなくユングなども引用した古い言葉で、人間の内なる太陽の様なもの
… だって事だけど、やっぱ私にはよう分からん。

餓え死にというのは死に様の中でも特に大きな苦痛を伴うものではなかろうか。
そんな最期を遂げた彼らの信条は文字通り命を賭す程に強かったのだろう(その信条に基づくプロテストや取った手段の是非はさて置き)。つまり(現代的な意味でない)本当の意味での確信犯だった。
天国だか地獄だかにいる彼らには本作はどう聞こえるのか。
平和ボケのイングランド人歌手風情が呑気な歌を歌いやがって、と思ったのか、残った同胞にそれこそ光を照らす金言だと歓迎したのか。ま、神のみぞ知る、て事(神がいたらの話、神も invisible か)。

For me, the song was about Beirut, where I’d grown up, which at that point was going up in flames. My hometown was being vilified by the media as a terrorist stronghold, and it was being blasted by bombs and napalm. Twenty thousand Lebanese were killed that year. And the Lebanese must have been feeling some heat from the invisible sun, because they were keeping their peckers up.
—Stewart Copeland, Revolver, 2000

ドラマーのスチュワートコープランドにとって本作は生まれ育ったベイルートを思わせるものだった。
81年当時、当地はレバノン内戦の最中だったからだ。
ある事象を直截的に記してはいない、つまり一般化なり抽象化の工程を経て書かれた歌詞なので、同じバンドのメンバーですら全く別の事象を想起する事もあるわけです。
上記のコープランドの述懐から察するに、彼もスティング同様、invisible sun を外的な熱なり光だと解釈している。
結局 invisible sun とは、陳腐な言い回しだけど、希望(hope)の光、という捉え方でいいのかも知れない。
するとユングらがこの言葉を以って意味した所とは違う様な気がするが。

barrel = 銃身
原義の「樽」から、形の似た「砲身」、そして「銃身」へと派生したのだろう。

Armalite は正式には ArmaLite で、米国の小火器メーカー。
an Armalite で同社製品を指す(IRAは同社のライフルAR-18を採用していた)。

未亡人製造機(widowmaker)の異名を持つAR-18
300px-AR-18

2番は正直よく分かりません。
1行目と2行目は対句の様にも思えるが、続く猫の件は何の事やら。
餓死寸前のサンズ達の削痩した体の喩えなのか。

アイルランドと聞くとすぐU2に短絡しちゃいますが、やっぱボノとデュエットしてた…

Amnesty International’s A Conspiracy of Hope Tour

このアムネスティ主催のコンサートツアーの名称にも hope が冠されているじゃあーりませんか。
「ホープの共謀」…
これは86年の公演で、ポリスは実質解散状態だったのにゲスト出演して数曲やったそうな(ギャラが良かった?)。

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