68年に発表した、バンドと同名のデビューアルバム Steppenwolf の収録曲にして、米2位のヒットシングル。
Born To Be Wild
(Mars Bonfire)
Head out on the highway
Lookin’ for adventure
In whatever comes our way
G A E
Yeah Darlin’ go make it happen
Take the world in a love embrace
Fire all of your guns at once
And explode into space
ハイウェイを目指そうぜ
ヤバいコト探しに
何が起こったって望むところ
そうさ相棒、やらかそうぜ
この世界を愛で包んでやるんだ
迷わず銃を撃ち尽くせ
宙へぶっ放つんだ
Heavy metal thunder
Racin’ with the wind
And the feelin’ that I’m under
Yeah Darlin’ go make it happen
Take the world in a love embrace
Fire all of your guns at once
And explode into space
重金属の轟き
風とのレースがお気に入り
今のこの感じがたまんねえ
そうさ相棒、やらかそうぜ
この世界を愛で包んでやるんだ
迷わず銃を撃ち尽くせ
宙へブッ放つんだ
G
We were born, born to be wild
A
We can climb so high
G Em
I never wanna die
E D9 E D9
Born to be wild
Born to be wild
俺達はワイルドに生きるために生まれた
こんなにもハイになれる
ずっと生き続けてやる
ワイルドに成るべく生まれた
野性こそ天性
バンド名はヘルマンヘッセの「荒野の狼」Der Steppenwolf から(うーん、ワイルド)。
この独語を英語にすると The steppe wolf となる。
steppe は、草原(ステップ気候っての習った気がする)。
69年の映画 Easy Rider のサントラに採用されたのは有名だが、その後も多くの映画やCM等に使われている。
空耳アワー的には「いっつものラーメン」と歌唱が始まる。
Lookin’ for adventure in whatever comes our way
我々に起こる何ものの中にも冒険(危険)を探し求めて
in の所は and とも聞こえる
Lookin’ for adventure and whatever comes our way
冒険(危険)と、我々に起こる何ものをも探し求めて
fire や explode の件は、バイクのマフラーからのアフターファイアや排気を表しているのだろう(性行為への婉曲言及ってのはチト考えすぎか)。
at once は、すぐに、同時に、の意の他に、躊躇無く、という意もあり、ここはそれを適用。
ま、複数の銃をいっぺんにブッ放つ、という取り方も自然ではある。
I like の目的語は、4行丸々 under まで。
煙と電光は、排気ガスと点火プラグの事だろうが、大麻等の隠喩かも知れない。
Heavy metal thunder は、重金属のバイクから放たれる重低音を雷鳴に喩えた表現。
これを今日のハードロックのジャンルのヘビーメタルの語源とする向きもあるが、更に古い使用例もあるので本作が起点ではなさそう。
ただこの歪んだギターリフにヘビメタの元祖と言ってもおかしくない荒々しさがあるのは確か。
climb so high はこれまた薬物酩酊への言及との憶測を許すに足りる。
(でも I never wanna die 死にたくはない)
「野性こそ天性」という表題の対訳は秀逸(手前味噌)。
ビデオのロールに
Starring (in alphabetical order)
出演 (アルファベット順)
と明記されている。
自由を謳歌する様を描く裏では意外にも出演者には細やかな気を遣ってんだなあ…
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