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歌詞和訳 Wham!/George Michael – Careless Whisper コード

1980s

1984年発表の、英米で1位を記録した大ヒットシングル。同年の第2作アルバム Make It Big に最終曲として収録。

Careless Whisper

(George Michael, Andrew Ridgeley)

Dm Gm7 Am7
Bbmaj7 Am7
(x2)

Dm Gm7
I feel so unsure Gm7/A
Bbmaj7
As I take your hand and lead you
Am7
To the dance floor
Dm
As the music dies
Gm7 Am7
Something in your eyes
Bbmaj7
Calls to mind a silver screen
Am7
And all its sad goodbyes

不安に襲われるのは
君の手を取って
ダンスフロアに誘う時
音楽が終わるにつれ
君の瞳の中の何かが
いつか見た銀幕とそこに描かれた
悲しい別れの場面を呼び起こす

Dm
I’m never gonna dance again C
Gm7 Gm7/A
Guilty feet have got no rhythm
Bbmaj7
Though it’s easy to pretend Bb
Am7
I know you’re not a fool
Dm
I should’ve known better than to cheat a friend C
Gm7 Gm7/A
And waste the chance that I’ve been given
Bbmaj7
So I’m never gonna dance again Bb
Am7
The way I danced with you

もう二度と踊りはしない
後ろめたさで足もいいリズムが取れない
取り繕うのは簡単だけど
君も馬鹿じゃない
恋人を騙してせっかくのチャンスを
ふいにするなんて僕も軽率だった
だからもう二度と踊れない
君とかつて踊った様には

Dm Gm7 Bbmaj7 Am7

Dm Gm7
Time can never mend Am7
Bbmaj7 Am7
The careless whispers of a good friend
Dm
To the heart and mind
Gm7
Ignorance is kind Am7
Bbmaj7
There’s no comfort in the truth
Am7
Pain is all you’ll find

恋人のささやいたうかつな言葉を
時間が改めてくれる事はない
知らずにいれば心には優しい
真実に慰めはなく
あるのは苦しみばかりだから

Dm
I’m never gonna dance again C
Gm7 Am7
Guilty feet have got no rhythm
Bbmaj7
Though it’s easy to pretend
Am7
I know you’re not a fool
Dm
I should’ve known better than to cheat a friend
Gm7 Gm7/A
And waste the chance that I’ve been given
Bbmaj7
So I’m never gonna dance again
Am7
The way I danced with you, oh

もう二度と踊りはしない
後ろめたさで足もいいリズムが取れない
取り繕うのは簡単だけど
君も馬鹿じゃない
恋人を騙してせっかくのチャンスを
ふいにするなんて僕も軽率だった
だからもう二度と踊れない
君とかつて踊った様には、ああ

Dm Gm7

Never without your love

君の愛なしには踊れない

Bbmaj7 Am7
Dm Gm7 Gm7/A
Bbmaj7 Am7

Dm7
Tonight the music seems so loud
Gm7 Gm7/A
I wish that we could lose this crowd
Bbmaj7
Maybe it’s better this way
Am7
We’d hurt each other with the things we want to say
Dm7 C
We could have been so good together
Gm7 Am7
We could have lived this dance forever
Bbmaj7 Am7
But now who’s gonna dance with me
Am7
Please stay

今夜はやけに音楽が耳に障る
この人混みを抜けれたら
その方がいいのかも
言いたいだけ言って傷つけ合ってしまうから
二人でうまくやっていけたかも知れないし
ずっとこんな風にダンスをして過ごせたかも知れない
でももう誰が僕と踊ってくれるだろう
お願い、行かないで

Dm
And I’m never gonna dance again C
Gm7 Gm7/A Gm7/Bb Gm7/C
Guilty feet have got no rhythm
Bbmaj7
Though it’s easy to pretend
Am7
I know you’re not a fool
Dm
I should’ve known better than to cheat a friend C
Gm7 Gm7/A
And waste the chance that I’ve been given
Bbmaj7
So I’m never gonna dance again
Am7
The way I danced with you

だけどもう二度と踊りはしない
後ろめたさで足もいいリズムが取れない
取り繕うのは簡単だけど
君も馬鹿じゃない
恋人を騙してせっかくのチャンスを
ふいにするなんて僕も軽率だった
だからもう二度と踊れない
君とかつて踊った様には

Dm Gm7 Gm7/A Gm7/Bb Gm7/G↓
Bbmaj7 Am7

Dm Gm7 Gm7/A Bbmaj7 F Am7
Now that you’re gone, now that you’re gone
Dm Gm7
(Now that you’re gone) Was what I did so wrong
Gm7/A Bbmaj7 Am7
So wrong that you had to leave me alone?

もう君はいない、君が行ってしまった今
僕がした事はそんなに間違っていたのか
僕を一人残す事になるほど間違っていたのか

Dm Gm7 Bbmaj7 Am7

経過コードやベース音を実際の展開に即して付記した(つもり)。ベース音だけ上昇してればGm7/Aで、キーボードの和音ごと移動ならAm7など。ちょっとずつ違うから正直メンド臭かったけど、要は基調たるDm Gm7 Bbmaj7 Am7の循環に適宜装飾音を加える形の編曲。
前奏からバース、サビ、間奏、ブリッジに至るまで基本この4和音だけなのに、そこに乗せた歌メロが実に多彩で、それを自在に緩急つけて歌い上げてるから、繰り返しの単調さなんて微塵も感じない。

さて本作におけるダンスとはつまり、身も蓋も無い言い方をすればセックスのメタファー。

I should have known better than = How careless of me

で、friend は友人でなく恋人。cheat a friend の行為者は語り手 I であり、a friend は少なくともその語り手の不貞行為の前まではちゃんとした恋人だった相手 you を指す。一般論の様に語っているだけで、本作に第三者は登場しない。
Last Christmas の中で but you tore him apart に被せて tore me apart と歌っている所があるが、あれなども一般化した物言いの中のその男とは僕の事なんだけど、という焦点を移動させるある種のトリック。

The careless whispers of a good friend
一方、この a good friend は相手から見て恋人だった筈の語り手を指す。
すると whisper の行為者も語り手となる。その「不用意な囁き」の内容は詞中に全く言及されていないのでこっちで想像するしかないが、例えばベッドの上で思わず違う名前を口にしてしまったとかその類だろう。

で、自責の念で動きはぎこちなくなり(Guilty feet have got no rhythm)、うまくやってるふりは出来るが(Though it’s easy to pretend)、相手もそれを察知しないほど鈍くはない(I know you’re not a fool)から、バレるだろうなあ、と。

で、最後の語り手の問い掛けには「当たり前じゃ。お前が悪い」と一言返せばそれでおしまい… だけど何だか相手にも非がある事を匂わせる、自責から他責への開き直りの様な気も…

西城秀樹「抱きしめてジルバ」

「森田由美・訳詞」
厳密な訳詞では勿論ないが、例えば「いつか見た(映画)」は不定冠詞 a (silver screen)に対する精確にして滋味あふれる訳語なので勝手に対訳に拝借した。
「ジルバ」はアルバム収録曲 Wake Me Up Before You Go-Go の冒頭の jitterbug から引っ張って来たのだろうか。

2:29
郷ひろみ!同じ歌で競演?
(夜ヒットの動画削除につき差し替え)

「ケアレス・ウィスパー」

テレサテン

素敵なカバー

なんちゅうスムーズなサックスの音!ギターも実に繊細に弾いている。ブリッジ後の、原曲にはない半音上げ転調も絶妙。
4:07のキーボードの9度の音はミスなのか意図したものなのか。He might have been careless…

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