1980年発表の第7作アルバム Double Fantasy の開始曲。
結果的にこのアルバムもこの先行シングルもレノンの遺作となった。
彼の死後、英米で1位となる。
アルバムは同年発足のゲフィンレコード初のミリオンセラー。
(Just Like) Starting Over
(John Lennon)
A E7 A E7
We have grown, we have grown
A A+ F#m
Although our love is still special
A7 D Dm A
Let’s take a chance and fly away somewhere alone
二人一緒だからこそとても大切
僕らは成長した、年も取った
僕らの愛はそりゃ今でも特別なものだけど
この際思い切って
二人きりでどこか遠くへ旅立ってみようよ
A+ Bm E
No one’s to blame, I know time flies so quickly
Bm E
But when I see you darling
C#m F# Bm
It’s like we both are falling in love again
E A A+ A A+
It’ll be just like starting over, starting over
随分と経ってしまった
誰のせいでもなく、時が過ぎるのは早いもの
でも君に会うと
何て言うか二人共また恋に落ちていくみたい
まるで新しいスタートを切る様に、また最初から
Why can’t we be making love nice and easy
It’s time to spread our wings and fly
Don’t let another day go by my love
It’ll be just like starting over, starting over
でももっと気楽に愛し合う事だって出来るはず
今こそ羽をのばして飛び立つ時
一日も無駄にしちゃダメだよ、ね
ここからが新しいスタート、また最初から
Am D7
G Em
Take a trip somewhere far, far away
Am D7
We’ll be together all alone again
G
Like we used to in the early days
E E/F# E/G#
Well, well, darling
どこか遠く離れた所へ旅をしよう
また二人だけでずっと一緒にいるんだ
最初の頃みたいに
そうしようよ、ダーリン
No one’s to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It’s like we both are falling in love again
It’ll be just like starting over, starting over
勿論誰のせいでもない、時が過ぎるのは早いもの
でも君に会うと
何て言うか二人共また恋に落ちていくみたい
まるで新しいスタートを切る様に、また最初から
Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
Although our love is still special
Let’s take our chance and fly away somewhere…
A A+ A A+ A A+
(over and over and over) starting over
二人一緒だからこそとても大切な僕らの人生
年も取ったし成長もした
僕らの愛はそりゃ今でも特別なものだけど
この際思い切って
どこか遠くへ旅立ってみようよ
(何度だって)最初から始めるのさ
5年振りに音楽活動を再開した本人の門出にもぴったりの表題。
頭に(Just Like)が付いているのは同名のカントリー曲との混同を避ける為だった。
歌い方は Elvis/Orbison を意識したと本人が言っている。
It’s been… はエルビス、But when I see… はオービソンっぽく私には聞こえる。
ド頭、アコギがジャラーン。これ、A⇒A+(aug)
で、表題の starting over を歌う所でまた、A⇒A+
この響きには何だか一歩踏み出す感じがある(いや、半音増だから半歩?)。
だからテーマにぴったり(ま、当たり前か)。
away の発音、殆ど「アウィ」に近い。
we took the time
何かをする時間を二人で共有した、という事。
make it love それを以って愛と成す
ビミョーな言い回しだが、頑張って築き上げる、という意味を持たせたのだろう。次行の nice and easy と対比させる為に。
Double Fantasy Stripped Down 2010年版
stripped down とは、服を脱がされた、つまり音を最小限に抑えた、という意味。
その名の通りギタートラックが減らされている模様。
最後の somewhere… のフランジャーをかけた音は丸々カット。
どこかに旅立つ感じを効果的に音で表現していたというのに。
因にこの音響効果をフランジング(flanging)と呼ぶ様になったのはレノンが最初らしい。
ハモも減らされているかいくつか差し替えられているかしている。
私は基本シンプルな音は好きだがこのミックスはいただけない。
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