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歌詞和訳 Chuck Berry – Maybellene コード

1950s

55年発表のデビューシングルにして米5位のヒットを記録。
下掲動画ではBbに聞こえるが原キーはAだろう(多分)。

Maybellene

(Chuck Berry)

(chorus)
A
Maybellene, why can’t you be true
D
Oh Maybellene, why can’t you be true
A D A
You’ve started back doin’ the things you used to do
メイベリーン、どうして正直でいられない
ああメイベリーン、俺に嘘ばかり
また前みたいになっちまったんだな

A
As I was motorvatin’ over the hill
I saw Mabellene in a Coupe de Ville
Cadillac a-rollin’ on the open road
Nothin’ outrun my V8 Ford
Cadillac doin’ ‘bout ninety-five
Bumper to bumper, rollin’ side by side
丘を越えてドライブしてると
クープドビルに乗ったメイベリーンを見かけた
そのキャデラックが開けた道をかっ飛ばす
でも俺のV8フォードだって誰にも負けやしない
キャデラックは時速95マイル
抜きつ抜かれつの大勝負

→(chorus)

Cadillac pulled up to hundred and four
Ford got hot and wouldn’t do no more
It then got cloudy and started to rain
I tooted my horn for the passin’ lane
The rainwater blowin’ all under my hood
I knew that I was doin’ my motor good
キャデラックが104まで引き上げる
俺のフォードはオーバーヒート
でもちょうど雲が出て雨が降り始めた
俺は追い越し車線にクラクションを鳴らす
雨水はボンネットの中にまで吹き込み
エンジンが生き返るのが分かった

→(chorus)(guitar solo)(chorus)

The motor cooled down the heat went down
That’s when I heard that highway sound
Cadillac a-sittin’ like a ton of lead
Hundred and ten, half a mile ahead
Cadillac lookin’ like it’s sittin’ still
And I caught Mabellene at the top of the hill
エンジンの熱が冷めると
またハイウェイに轟くあの音が聞こえた
キャデラックは鉛のかたまりみたい
時速は110マイル、半マイルも先
でもじっと止まっている様に見えた
そして丘の上のメイベリーンに目が止まった

→(chorus)(guitar solo)

不実な女と断じながらそれでも彼女(キャデラッククープドビル)を追いかけてしまう男(V8フォード)の歌。
レーベルの社長レナードチェスの思惑通り、車とその疾走感に恋愛を絡めた、黒人の歌うヒルビリーは若者の心を掴んだ。

司会にチェックベリーと呼び込まれ、たっぷり間を取って軽やかに登場。地べたのES-355を取り上げ音出しをするとピアノのバンマスが出囃子のジャズ演奏を止める。曲紹介に間髪入れずベリーがギターを弾き始めるとバンドも追随して再び演奏開始。ステップもギターソロもダックウォークも決まってる!
白人環視の中でのこの舞台度胸はどうだ。高校時代に既に前科者になった奴は伊達じゃない。
彼は民主党支持者だ(と言われる)。ただ、反トランプ(共和党)だと喚いてみたり教育無償化の支持を簡単に表明したりする昨今の人気取り民主ミュージシャンとはタマが違う。
もうすぐ90歳になる彼は、オバマの事はどう思ってんのかな。

元ネタと言われる作者不詳の民謡 Ida Red の Bob Wills and his Texas Playboys 版(1938年録音)

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