78年発表の第6作アルバム 52nd Street の2曲目。
このアルバムは82年に世界で初めて発売されたCDとしても有名。
Honesty
(Billy Joel)
Bb Bbm GbM7 F7
F Dm7
it isn’t hard to find
Eb Gm Am Fsus4 F7
You can have the love you need to live
Bb C
And if you look for truthfulness
F A7 Dm
you might just as well be blind
Eb A D
It always seems to be so hard to give
見つけるのはそう難しくない
生きるために必要な愛だって手に入る
でも誠実さを求めるとなると
目など見えていないようなもの
なかなかあるものじゃないから
Eb F Bb D
Everyone is so untrue
EbM7 F7 D Gm7
Honesty is hardly ever heard
Eb F Bb
But mostly what I need from you
皆とても不実で
正直さに触れる事なんてそうそう無い
でもあなたに求めるのは殆どそれだけ
to say they sympathize
If I wear my heart out on my sleeve
But I don’t want some pretty face
to tell me pretty lies
All I want is someone to believe
同情してもらう事ならいつでも出来る
思いをあらわにすればいいだけだから
でもすました顔でキレイな嘘を
つかれるなんて願い下げ
欲しいのは信じられる人だけ
→(chorus)
Bb Bbm GbM7 F7
D
I can find a friend
F
I can have security
C
until the bitter end
Eb F
Anyone can comfort me
Dm Bb
with promises again
C7 F D Eb Fsus4 F7
I know, I know
友達だってできる
最期までずっと
穏やかにもしていられる
何度も間違い無く
慰めてくれる人だっている
それはわかってる、わかってはいるんだ
don’t be too concerned
I won’t ask for nothing while I’m gone
When I want sincerity
tell me where else can I turn?
Cause you’re the one that I depend upon
あまり構わないでほしい
そんな時は何も求めちゃいないから
でも真心に触れたい時は
他のどこに寄る辺があるって言うんだい
あなたこそが頼れる人なんだ
→(chorus)
Bb Bbm GbM7 F7 Eb F F7 Bb
本作も The Stranger 同様、日本での人気が高い。
本国米国でもシングル最高24位とそこそこ売れた割りに我々が思う程の人気は当地では無い。
日本公演で(序盤に)必ず演奏されてきたのに対し本国公演ではセットリストに載る事すら稀。
日本での好評は突出していると言える。
カラオケでも調子コイて歌うバカが必ずいる。私もその一人。
その理由を探ってみましょう。まずは詞の内容から…
Everyone is so untrue 皆とても不実(誰もホントのこと言わないんだもん)
ここが何だか、いい年こいて何ションベン臭い事を歌ってんだ?と米国人に取られる気がする(勿論勝手な憶測)。
3番に至っては構われたくないのか甘えたいのかわけが分からない。
ただの気まぐれ、自分勝手、情緒不安定と取られても仕方が無い。
片や日本で歌詞の細かい内容まで把握する者は少数だろう。
せいぜい題名の Honesty = 正直(斯く言う私も似た様なモンだった)。
そしてそこから短絡して誠意だの実直といった(日本人に受け入れられ易い)美徳を歌う歌だと漠然と認識。
これが日本での人気の大きな一因だと思うが如何。
次に曲…
王道進行
IVM7⇒V7⇒IIIm7⇒VIm
本作のサビ
EbM7⇒F7⇒D⇒Gm7
IIIm7の所がIIIつまりメジャーのDになっているからちょっと違うがだいたい当てはまる。
サビの盛り上がりでこれが日本人の心にじわじわ沁み込んで来るのだろう。
(個人的には直前のAとD(m)を循環する進行にシビれる)
ただ、話は逆で、本作が人気を獲得して後に日本人がパクったこれに倣ったのかも知れない(もっと古い例がありそうではある)。
大サビを挟む構成もこの頃から日本で増え出したか(これはもうちょい後か)。
日本人にとっては理解不能だからほぼ無意味な筈なのに人気の高い洋楽曲があるのと、母国語で理解可能だから意味自体は伝わるのに中身が空疎な日本語詞が多いのは無関係?
コメント
Youtube「サックスで吹いてみた」で和訳を使用させていただきました。
ステキな和訳をどうもありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=V58qArEdPXQ
oe833さん ようこそ
動画を拝見しました。またまたご紹介を賜り有難く存じます。
僕はサックスの事はあまり分からないのですが、depend upon のこぶしの親指の運指がカッコいい!ピアノ伴奏もしっとりと素敵です。