1983年発表の第2作アルバム Colour by Numbers 所収。翌84年にシングルとして英4位、米13位を記録。
It’s a Miracle
(O’Dowd, Moss, Craig, Hay, Pickett)
You never know who you might meet
Who’s in disguise
Ooh, as you blow a storm
There’s no one there to keep you warm
It’s no surprise
There’s something in my eyes
どんな人に会うかも誰が身を偽ってるかも
分かったものじゃない
ちょっといい仕事をしたところで
ずっと一緒にいてくれる人もいないし
すごい光景が目に飛び込んで来るのも
珍しい事じゃない
And dreams are made of emotion
そして夢は気持ちで形作られている
The plastic smiles and micro heat
I’ll meet you there, I’ll meet you there
Run to the edge of town
Where Hollywood lay its footprints down
Monroe was there
But do you really care?
そして作り物の熱で踊る
そんなのに出くわすだろう
町の外れに行けば
そこにはハリウッドスターの足形が並んでる
モンローのもあったけど
本当に気になる?
And dreams are made of emotion
そして夢は気持ちで形作られている
(interlude)
You never know who you might meet
Who’s in disguise, who’s in disguise
Ooh, as you blow a storm
There’s no one there to keep you warm
It’s no surprise
There’s something in my eyes
どんな人に会うかも誰が身を偽ってるかも
分かったものじゃない
ちょっといい仕事をしたところで
ずっと一緒にいてくれる人もいないし
すごい光景が目に飛び込んで来るのも
珍しい事じゃない
And dreams are made of emotion
そして夢は気持ちで形作られている
And dreams are made of emotion…
そして夢は気持ちで形作られている…
当時の American Top 40 で表題 It’s a Miracle について originally called “It’s America” みたいな事をDJの Casey Kasem が言ったのを不思議と覚えていた。でも実際に America と歌っているのを耳にする事は一度も無かった。
時は流れてネット時代、何度か思い出す度にそれを検索するもヒットしない。じゃあ記憶違いだったかなあ、などと狐につままれた様な気でいたが、遂に動画が公に。
*動画削除につき差し替え
本当に It’s America って歌ってる!
花柄ギターは Ibanez っぽい、多分日本製(余談)。
ヘレンテリーと二人で Cry it’s a miracle を I meet America と歌う所以外の詞は同じ。
やっと積年のもやもやが晴れた、と言いたい所だったが、シングルがヒットした84年6月前後に当たりを付けて今度はそのAT40の音源を探すも表題変更に言及するものは見つからず、残念。
見方によっちゃ米国(文化)批判と取られかねないと、(恐らく制作側が)諸事情を斟酌し、発売前の変更に至ったのだろう。今なら元に戻しても良さげだけど。
何にせよ、米国についての歌だってのは間違い無さそう。
冒頭の guns を文字通りの銃と取れば、通りを行き交うガンが表すのは(米国の)銃社会だろう。
ただ Miss Me Blind と同様に性的隠喩と取っても後続の詞との齟齬は無い。
Hollywood はここでは地名でなく米国映画界を指す(ちゃんと辞書にもその旨の語釈は掲載)。
Monroe = マリリンモンロー
我々はモにアクセントを置くが、英語ではマりリンモンろウ。「マ」と「ろ」。
ボーイジョージの歌唱にもアクセントは聞き取れる。
But do you really care?
ここが見方によっちゃマズそうではある。
コメント