1959年発表のシングル Oh! Carol のB面曲。
日本ではA面曲として1位を獲得しており、本国米国より人気が高い。
One Way Ticket
(Jack Keller, Hank Hunter)
Am9
a-chuggin’ down the track
Dm
Gotta travel on,
never comin’ back
E
woo ooo
E7
Got a one way ticket
Am
to the blues
汽車は走り出す
行ってしまう
二度と戻っては来ない
ああ
悲しみへの
片道切符
my baby’s leavin’ me
Now lonely teardrops
are all that I can see
woo ooo
Got a one way ticket
to the blues
愛しい人が去って行く
僕の目に映るのは
寂しさの涙だけ
ああ
悲しみへの
片道切符
C
to lonesome town
E
Gonna stay at
Am
heartbreak hotel
Dm
A fool such as I
Am
there never was
B7
I cried a tear
E7
so well
旅に出よう
傷心旅館に
泊まるのさ
僕みたいなおバカさんなんて
今までいなかっただろう
涙枯れるまで
泣いてしまった
→(verse 1)
got a one way ticket
to the blues
→(bridge)(verse 1)
Woo ooo
got a one way ticket
to the blues
Woo ooo
got a one way ticket
to the blues
悲しみへの
片道切符
日本人のDNAは Am と E(7) を組み合わせた音に反応してしまう様になっているに違い無い。「神田川」然り。私も多分に漏れぬ。
それから、キーは違うが「フレンズ」のセンチメンタルなギターソロの中盤の一節が、本作の歌メロに似ている(ま、他にもたくさんあるだろうが)。
9度の響きが切迫感を増す、悲愴なイントロ。
きっと動き出す汽車の音を再現しているのだろう。
無機的でニュートラルな機関の音に、喜怒も哀楽もヘッタクレも本当は無いのに、幸か不幸か人間は勝手にそれを感情や体験に結び付ける。
ま、音楽自体もそういうものか。本当はただの、弦や声帯の振動音。
そして息をつく間も与えぬ、強烈に感傷的な旋律が続く。
身も蓋も無い言い方をすれば、歌詞はどーでもいい。
(heartbreak hotel なんていう強烈な言葉を流用しちゃっててズルい)
きっと男女の別れみたいなのさえ描かれていれば、後は歌メロと伴奏が嫌でもおセンチにさせてくれる。
choo choo = シュッシュッ、(汽車)ポッポ
chug = ポッポッと音を立てて進む
どっちも擬音語。
後者はこのアニメの名前の元。
だから音訳でなく、邦題を付けるなら「シュシュポポン」で決まり。
どっちを先に聞いたかと問われりゃやっぱこっちだったかも。
平尾昌章 恋の片道切符
こっちのイントロはもろ汽車の音。
傷付いたのは汽車なんかい!と早合点してしまう。
平尾昌晃 恋の片道切符
上の2つで違う所は、名前の漢字。
それから、英語の発音がカッコ良くなっとる。
Eruption 版
とても傷心してるとは思えない…
79年発表のカバー。
ディスコ人気なのだろう、世界各国で売れたそうな。
Original Love 版
この人もこの歌にヤラレちゃってたのね。
途中下車って言葉が出て来るから、どうやら話を広げちゃったみたいだ。
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