1987年発表の第5作アルバム The Joshua Tree 所収。英4位、米1位のヒットシングル。
With or Without You
(Bono / U2)
G D
See the thorn twist in your side
D/A Bm G
I wait for you
足下に生い茂るいばらも見える
僕は君を待つ
On a bed of nails she makes me wait
And I wait without you
彼女は僕を針のむしろに待たせる
君のいない中、それでも僕は待つ
Bm G
With or without you
君がいようといまいと
You gave it all but I want more
And I’m waiting for you
全てを捧げた君、なのに更に求める僕は
やはり君を待っている
Bm G
With or without you
D D/A
I can’t live
Bm G
With or without you
君がいようといまいと
僕は生きていけない
Bm G
And you give yourself away
D D/A
And you give, and you give
Bm G
And you give yourself away
She got me with nothing to win
And nothing else to lose
彼女は僕に何も残さず
失うものすら無くなってしまった
→(bridge)(chorus)(chorus)
目の中に見える stone が意味するのは固い決心か、それとも冷たい孤独か。
See the thorn twist in your side 君の側で茨がくねるのが見える
相手が容易ならざる境遇に身を置く様を認める語り手。
you give yourself away 身を明かす
自ら明かしたのか馬脚を露したのかは分からないが、語り手が相手の真の姿や思いを知るに至ったのだろう。
you と she は別人、つまり二人の女が登場すると見なすべきか。
すると、she が悪女の如く描かれているのに対し、you は主人公 I が求める理想的な人物像。
だから you をひたすら待ち侘びるのだが、一緒にいようといまいと、いずれにせよ生きてはいけない、などと言って自身の行く末を悲嘆しているかの様。
虚無的な響きでもある。如何ともし難い現実を描いているのか。
本作は David Bowie の“Heroes”を想起させる。
私だけかと思い、With or Without You bowie heroes でネット検索。
するとU2のファンジンと思しきサイトに同様の書き込みがあった。
そう感じたのは私の他に世界に少なくとも数人はいる模様。
他にはボノがマレットという髪型をしていたのはボウイの影響だの、結婚式(恐らくイマンとの)に招待されたのと(およそ好意的に)書かれている。個々の事例の真偽の程は知らないが。
一方びっくりしたのはアルバム The Joshua Tree のプロデューサーの一人が”Heroes”の共作者の Brian Eno だった事。寡聞にして知らず。
With Or Without You (Songs Of Surrender)
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