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歌詞和訳 The Beatles – She Loves You コード

1960s

1963年発表、英米で1位を記録した大ヒットシングル。

She Loves You

(Lennon/McCartney)

Em
She loves you, yeah, yeah, yeah
A7
She loves you, yeah, yeah, yeah
C G6
She loves you, yeah, yeah, yeah, yeah
あの子は君を愛してる、そうさ
君を愛してる、本当に
まだ好きなんだよ、イェー

G Em
You think you’ve lost your love
Bm D
Well, I saw her yesterday
It’s you she’s thinking of
And she told me what to say
恋人を失ったって思ってるだろうけど
昨日彼女に会ったら
意中にあるのは君で
そう伝えるよう言われたよ

G
She says she loves you
G Em
And you know that can’t be bad
Cm
Yes, she loves you
Cm D
And you know you should be glad
まだ君が好きだって
悪い気はしないだろ
そう、彼女は君を愛してるんだから
そりゃ嬉しいだろ

She said you hurt her so
She almost lost her mind
But now she says she knows
You’re not the hurting kind
君に傷つけられて
取り乱しそうになったって
でも今は君が
そんな人じゃないって分かってるみたい

She says she loves you
And you know that can’t be bad
Yes, she loves you
And you know you should be glad
まだ君が好きだって
悪い気はしないだろ
そう、彼女は君を愛してるんだから
そりゃ嬉しいだろ

Em
She loves you, yeah, yeah, yeah
A7
She loves you, yeah, yeah, yeah
Cm
With a love like that
D G
You know you should be glad
あの子はまだ君が好きなんだよ
君を愛してるのさ、イェー
あんな恋人がいて
君は幸せ者だね

You know it’s up to you
I think it’s only fair
Pride can hurt you too
Apologize to her
あとは君次第
悪い話じゃないと思う
意地になれば君も傷つくかも知れないから
彼女に謝りなよ

Because she loves you
And you know that can’t be bad
Yes, she loves you
And you know you should be glad
だって彼女は君が好きなんだよ
悪い話のわけがない
彼女は君を愛してるんだから
そりゃ嬉しいはず

Em
She loves you, yeah, yeah, yeah
A7
She loves you, yeah, yeah, yeah
Cm
With a love like that
D G Em
You know you should be glad
Cm
With a love like that
D G Em
You know you should be glad
Cm
With a love like that
D Em
You know you should be glad
A7
Yeah, yeah, yeah
C G6
Yeah, yeah, yeah, yeah
あの子は君を愛してる、そうさ
まだ好きなんだよ、イェー
あんな恋人がいるなんて
君は幸せ者だね
あんな恋人がいて
君は幸せ者
あんな恋人がいるんだから
そりゃ嬉しいよな
悪い気はしないだろ
そう、彼女は君を愛してるんだから
そりゃ嬉しいだろ
イェー

恋仲を取り持つ第三者の視点で描かれるラブソングは当時としては珍しいものだった。
またマッカートニーの父親にとっては別の珍しい要素を含んだ歌でもあった様だ。

Yeah, yeah, yeah についてのマッカートニー親子のやりとり
https://youtu.be/nO80PsY7WJg

0:45

He would say things like, you know, “You wrote ‘She loves you yeah yeah yeah'” and he’d say “Son, there’s enough of these Americanisms around. Couldn’t you sing ‘Yes, yes, yes’ just for once?” You know I couldn’t. “You don’t understand, Dad. It can’t be ‘Yes, yes, yes’.”

“彼(父)はよくこんな事を言ってたよ。「シーラブズユーイェーイェーイェーを書いたのはお前だな。息子よ、世の中そんなアメリカニズムがあふれておる。イェスイェスイェスと一度でいいから歌えないものか?」もちろん無理。「父さんには分からないかな。イェスイェスイェスじゃだめなんだよ」”

古今東西を問わぬ親子間の齟齬を示す一例… と言ってしまうには面白すぎるお話。

さてインタビュー中、マッカートニーは can’t をカーントと言っている。これはリバプール(英国)出身者の標準的な発音。それに対し本作では that can’t be bad をキャントと歌っている(Can’t Buy Me Love 等も然り)。これも言わばアメリカニズムかも知れない。ただそもそもビートル達はアメリカ音楽に熱中していたので、その世界の中の普遍的な発音と言うべきか。ミックジャガー(ロンドン出身者)も I Can’t Get No Satisfaction をカーントとはやらない。
これを英国人ミュージシャンによる米国市場を見据えた戦略的な工夫とする向きもあるが、寧ろ純粋にロックやブルーズのスタイルに倣っているという事なのだろう。アメリカ音楽への控え目なオマージュの印とも言えようか。

歌唱による発音の標準化みたいな事が取り沙汰されたりもする。
吉幾三の歌う雪国に津軽訛りはさほど感じられない。

と、こう書いていて思い出したのがコートニーバーネット(オーストラリア人)。Dead Fox のサビで彼女はカーントとやっている。これはロックの慣習を意図的に避けた(或は無視した)ものだろうか。それとも純粋な郷土愛?いやいや特に含みなんかは無い?
因に彼女はたれ目が似ている事からマッカートニーの隠し子だなんて囁かれたり…


追記
二十代の米国東海岸英語話者と音楽談義をする機会があった。彼はアデルやエイミーワインハウスの普通の会話を聞くまで彼女達を米国人だと思っていたらしい。AC/DCがオーストラリアのバンドだと告げると驚いていた。


インタビュー動画に付いたコメントを読んでいたらこんなのに遭遇

actually sounds dirtier, like an orgasm

わははは… (蛇足)

ところで A Hard Day’s Night の映画に水野晴郎が「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という邦題を付けたのも本作のイェーイェーイェーと関わりがありそう。

yeah, yeah, yeah

フランスの yé-yé(イエイエ)も同じく本作の影響下で新造されたジャンル名だろうか。

独語版 Sie Liebt Dich

独語での表記も yeah, yeah, yeah となるらしい。

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