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歌詞和訳 Led Zeppelin – Good Times Bad Times コード

1960s

1969年に発表した、バンドと同名のデビューアルバムの開始曲。

Good Times Bad Times

(Bonham, Jones, Page)

E
In the days of my youth
D A     E D A
I was told what it means to be a man
Now I’ve reached that age
I’ve tried to do all those things the best I can
No matter how I try
I find my way into the same old jam
若かりし頃
一人前の男になる事の意味を人に説かれたものさ
もう自分もそんな年になったし
やれるだけの事はやってきたつもり
でもどれだけやってみても
いつも元の木阿弥

A G D A G D
Good Times, bad times, you know I’ve had my share
B A E
Well, my woman left home for a brown-eyed man
B
but I still don’t seem to care
いい時も悪い時も、そう、これが俺の取り分って事
俺の女が家を出て茶色い目の男のトコに行ったって
全く意に介さない俺

F#
Sixteen, I fell in love with a girl as sweet as could be
It only took a couple of days till she was rid of me
She swore that she would be all mine and love me till the end
but when I whispered in her ear, I lost another friend, oh
16の頃、とんでもなくかわいい女の子と恋に落ちた
でもほんの数日後には離れ離れ
彼女は俺にぞっこんで最後まで俺を愛し抜くと誓ったのに
俺の方から耳にささやきかけた時には既に彼女を失ってた

B A E B A E
Good Times, bad times, you know I’ve had my share
C# B F#
Well, my woman left home for a brown-eyed man
C#
but I still don’t seem to care
いい時も悪い時も、そう、俺は運命を受け入れてきた
俺の女が家を出て茶色い目の男のトコに行ったって
俺は全然気にしない

(interlude in E D A)
A G D A G D
Good Times, bad times, you know I’ve had my share
B A E
Well, my woman left home for a brown-eyed man
B
but I still don’t seem to care
いい時も悪い時も、そう、これが俺の取り分って事
俺の女が家を出て茶色い目の男のトコに行ったって
全く意に介さない俺

E D A
I know what it means to be alone
I sure do wish I was at home
I don’t care what the neighbors say
I’m gonna love you each and every day
You can feel the beat within my heart
Realize, sweet babe, we ain’t ever gonna part
一人になるってどういう事かなんて分かってる
家にいた方がどれだけいい事か
隣人が何と言おうと構わない
毎日いつの日だってお前を愛してやる
俺の心臓の鼓動を感じるだろ
分かってくれ、かわいいベイビー
俺達は離れ離れになっちゃダメなのさ

68年に解散した The Yardbirds の Jimmy Page がメンバーを集め The New Yardbirds としてツアーを行い、英国に帰国して Led Zeppelin に名を改めデビューアルバムを制作。
ミックスも含めたスタジオ作業に要したのは僅か延べ36時間。
アンプのすぐ側にマイクを置いて音を拾うのが一般的だったが、ペイジは数メートル先にも設置してアンビエンス(臨場感)を得る事に成功した。
そんな経緯もあり、彼はこれを「ライブアルバム」と呼んでいる。
(きっとスティーブアルビニはこんなやり方を発展させて Nirvana の In Utero を録ったのだろう)

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録音に使用したギターは後年のペイジのトレードマークのレスポールではなくテレキャスター。

本作に限らず、音数の多いせわしないリフは概してベースの John Paul Jones の発案で、音のかたまりの様なコード的なものはぺイジによる場合が多いとジョーンズが述懐している。
ジョーンズは、ベースは元より様々な弦楽器から吹奏楽器までこなすマルチ奏者。

ドラムに関して特筆すべきは the best I can の直後の6連符のキック。
John Bonham は Vanilla Fudge の Carmine Appice の音を参考にしてこの技術を身につけた。
ところが実はボーナムと違い、アピスのセットはツーバス(バスドラム×2)だった。
つまりあちらが両足を交互に使っていたのに対し、ボーナムは右足だけで一個のバスドラムをドコドコ踏んで高速連打していたのだ。勿論ツインペダルなんか当時は存在しない。そして左足は当たり前の様にハイハットを8分で刻んでいる。

歌い手に関しては、この声、めちゃめちゃモテただろうなあ… あ、これじゃただの感想だ。
殆ど「ボーカリストあるある」みたいだけど、Robert Plant も初期の自身の声は余り好きではない旨を告白している。こんないい声だってのに…

今迄漫然と聞いていたのか、サビのコードがAとBの2つある事に気付いていなかった。
そのサビの中の Well, my woman の所、ビデオの歌詞は When my woman との表記だが、文脈上文法上、前者だろう。

詞を逐語的に見ずとも歌の主題は浮かび上がって来よう。
良い時も悪い時もそれが自分の share だと受け止める、これに尽きる。
諦めが早いってのが必ずしも良いわけではないが、手前一人の人智ごときじゃどーにもならん事もあるってのもまた事実なわけで…
プラントの達観の歌とでも言うべきものでしょうか。

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