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歌詞和訳 Carole King – I Feel the Earth Move コード

1970s

1971年発表の第2作アルバム Tapestry の開始曲。米1位、英6位を記録したヒットシングル。

I Feel the Earth Move

(Carole King)

Cm7 Dm7 Cm7 Dm7

Cm7 Dm7
I feel the earth move under my feet
Cm7
I feel the sky tumbling down
F7
I feel my heart start to trembling
Cm7 Bb7
Whenever you’re around
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる
私の心は震え出す
君がそばにいると決まってそんな感じがする


EbM7 AbM7
Ooh baby, when I see your face
Fm7 Bb7
Mellow as the month of May
EbM7 AbM7
Oh darling, I can’t stand it
Fm7 G7
When you look at me that way
うーベイビー、5月の様な美しい
君の顔を見ていると
おーダーリン、そんな風に見つめられたら
どうかなってしまうわ


I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down
I feel my heart start to trembling
Whenever you’re around
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる
私の心は震え出す
君がそばにいるといつもそんな感じ


(piano + guitar solo)
Cm7 Dm7 Cm7 F7 (x2)
Cm7 F7 Cm7 F7 (x2)


Ooh darling, when you’re near me
And you tenderly call my name
I know that my emotions
Are something I just can’t tame
I’ve just got to have you, baby
うーダーリン、そばにいて
優しく名前を呼ばれたら
私の気持ちはもうとても
抑え切れないものになる
君じゃなきゃダメなの、ベイビー


I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I just lose control
Down to my very soul
I get hot and cold
All over, all over, all over, all over
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, tumbling down
Tumbling down, tumbling down, tumbling down
Tumbling down
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる、落ちて来る
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる、落ちて来る
体の奥まで
ただもうコントロールできなくなる
体中が
熱くなったり冷たくなったり
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる、落ちて来る
足元で地が揺れ動く
空も崩れ落ちる、落ちて来る
崩れ、落ちて
来る


邦題「空が落ちてくる」は原題部分でなく(敢えて?)次行に焦点を当てていて面白い。
この表現は例えば Stand By Me にも登場するが、それは仮定として。またあちらが世界の終末を示すのに対し、こちらは恐らく恋愛の高揚感を表している。或は lose control にも見られる様な不如意感だろうか。
2音ごとにオクターブを行き来するベースラインの落差も歌い手の高揚や制御不能な感覚を音で表現し得ている(気がする)。このラインはベースを始めた誰もが初日に弾ける様になる事請け合い。更には弾き手の気分をそれこそ高揚させるものでもあろう。

start to trembling
これは I get-a hot and cold 等、本作の歌唱の随所に挿入されている調子合わせの母音(start-a trembling)の様にも聞こえる。しかしやはり to と歌っているっぽい。
start trembling でも start to tremble でもないので、(正規の)語法に照らせば奇異な言い回しという事になりそう。でも我々にもその語感は伝わって来る(気がする)。

BBC In Concert, February 10, 1971

こちらの音源は同じ71年のBBCだが7月15日の録音

1973年モントルー公演

2016年ロンドンハイドパーク公演

0:03
聴衆を眼下に見るジャケ写の猫… (デカい)

同じ42年生まれのマッカートニーにも劣らぬ健勝ぶりが窺える。
やはり start to trembling と歌唱。

数多あるカバーの中から敢えてこれ

ポールギルバートは歌声もカッコいいと思うが如何?
彼は(文法的に正しく) start trembling と歌唱。

コメント

  1. is より:

    僕の好きなミュージシャンがフェイバリット・アルバムのひとつにこの『Tapestry』を挙げており、聴かなきゃなあと思っていたら、deniさんがすでに全曲を訳しておられる!これで安心して歌詞の面からも楽しむことができます。全曲やっちゃうなんて、本作がよほどdeniさんの琴線に触れたということでしょうか?

    この曲のベースラインのくだりなど、音楽的な見方からも作品を評しておられるのがこのブログの素敵なところだと思っています。詩ではなく歌詞なのですから、ことばの問題だけに終始するのでは片手落ちですものね。

    • deni より:

      日本でも10万枚から売れたというこのクラシックは恋愛や友情を歌う中に寓話の様な表題曲や Smackwater Jack みたいな不意をつく歌があるのでアルバムとして面白いと思います。おまけに猫がかわいい。
      レーベル付きの作家だった時代の作品にも興味あります。ルーリードなんかもVU以前の作家時代の作品がYouTubeに上がってていい感じっすよ。

      仰る様に詞だけでなく音についても書くのが理想とする処です。