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歌詞和訳 Deep Purple – Smoke on the Water コード

1970s

72年発表の第6作アルバム Machine Head のB面開始曲。
73年に米4位を記録するヒットシングル。

Smoke on the Water

(Blackmore, Gillan, Glover, Lord and Paice)

Gm
We all came out to Montreux
F Gm
On the Lake Geneva shoreline
Gm
To make records with a mobile
F Gm
We didn’t have much time
俺達は移動録音機材を使って
レコードを作るべく
レマン湖畔のモントルーにやって来た
時間に余裕は無かった

Frank Zappa and the Mothers
Were at the best place around
But some stupid with a flare gun
Burned the place to the ground
フランクザッパアンドザマザーズの
演奏が佳境に入った所だったが
どこかのアホが照明弾を放ち
建物は焼け落ちてしまった

C Ab Gm
Smoke on the water, a fire in the sky
C Ab
Smoke on the water
湖畔に煙、空に火柱
湖畔に煙

They burned down the gambling house
It died with an awful sound
Funky Claude was running in and out
Pulling kids out the ground
When it all was over
We had to find another place
But Swiss time was running out
It seemed that we would lose the race
Smoke on the water, a fire in the sky
Smoke on the water
カジノは焼き尽くされ
おぞましい音を立てて崩れ落ちた
ファンキークロードが子供を外に助け出すべく
出たり入ったり走り回っていた
事は収まったが
録音場所を別に求めねばならぬ俺達
でもスイスでの時間はもう後が無く
俺達は終わったも同然だった
湖畔に煙、空に火柱
湖畔に煙

We ended up at the Grand Hotel
It was empty cold and bare
But with the Rolling truck Stones thing just outside
Making our music there
With a few red lights and a few old beds
We made a place to sweat
No matter what we get out of this
I know, I know we’ll never forget
Smoke on the water, a fire in the sky
Smoke on the water
なんとか辿り着いたのはグランドホテル
そこはがらんどうで寒く殺風景だったが
すぐ外に据えたローリングストーンズの移動録音機材を
使ってレコーディングを再開
僅かばかりの赤いライトと古いベッドを
運び入れてしつらえた作業場
ここでどんな曲が出来ても
そうさ俺達は決して
湖畔の煙と空の炎を忘れる事はないだろう
湖畔の煙を

本作はバンドメンバーのレコーディング中の実体験が元になっている。
作詞はボーカルのイアンギランとベースのロジャーグラバー(グローヴァーではなくグラバー、綴り発音長崎商人に同じ)。
淡々と叙事的に歌は進行する。
然りとて epic(叙事詩)と呼ぶべきものでもないのでやはり lyrics(< lyric = 叙情詩)なのだろうが、小学生の日記でももうちょい喜怒哀楽が書いてあって叙情的だろう。情が叙してあるのは stupid (バカタレ)と we’ll never forget (忘れない)位か。
日本の歌でこれをやると、それこそ「王様」みたいになってしまう(この辺の節と詞の違和が日本語ロック論争の一因かも知れないが、まああれは議論が本質に及ばぬ全くの不毛な争い)。

音について言えば、このイントロは世界で最も有名なギターリフの一つ。
ロックギター小僧なら誰もが一度は弾くと言って差し支え無い。

Lawhaha.com

米国のとある楽器屋に「忠告文」が貼り紙してある。
曰く「以下の3曲はギター試奏厳禁。ご理解を」
その3つとは、Zep の Stairway to Heaven、GN’Rの Sweet Child O’ Mine、そして本作。
冗談半分ではあろうが、残りの半分はきっとマジ。店側にとっては余りの冷やかしは死活に関わる。それからこっちが大きいかも知れぬが、店員もうんざりなのだろう。
つまりはそれ程までにこれらの曲がギター弾きにとって定番だという事。
そしてこと日本に限れば恐らく本作のリフが筆頭に上がるだろう。

リフは全てupストロークで弾いている。
これは恐らくアコギの指弾きで作曲した名残(あるインタビューでリフの着想を本人がアコギで実演していた)。
するとコピーする者の殆どは厳密には間違った弾き方をしている事になる。
低く聞こえるのはトーンのせい?それとも4度コードが与える錯覚か。いややっぱ1弦低い所を弾いてる?

モントルージャズフェスティバルのザッパの公演中、観客の男が興奮の余り照明弾を天井に放った。会場の湖畔のカジノは忽ち炎に包まれる。
フェスティバル創始者、(ファンキー)クロードノブズが救助に東奔西走(結果、奇跡的に死傷者は出なかった)。
DP のメンバーは録音場所を失い途方に暮れたが、グランドホテルを借りられる事となり、ストーンズに借りた移動式録音機材を外に駐めて再開の運びとなった。
湖畔の煙と空の炎を忘れはしないだろう。おしまい。

録音作業中に遭遇した火災事故を綴ってそれを録音するという、繰り返しになるが、日本ではなかなか作られないだろう事件記事の様な歌。曲の一部は既にカジノで録ってあり、(当たり前だが)詞は後で書かれ、ボーカル録りはグランドホテルだった。
ただ余りに寒々しい場所だったので照明を赤く塗ったらしく、詞中に red lights が登場するのはこの為。

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