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歌詞和訳 Chuck Berry – Sweet Little Sixteen コード

1950s

チャックベリーが死んだ。2017年3月18日没、享年90。

38年振りの新作発表予告には驚かされると同時にニヤリとさせられた。それが90歳の誕生日、昨年10月18日の事。
現役の卒寿ロケンローラーが聞かせてくれるのはどんな音だろうと心待ちにする中で訃に触れる。
その発表に漕ぎ着けられなかった当の本人はさぞ無念だったろう。

ここに故人の歌を取り上げ以って哀悼。
58年発表、自作曲での最高位、米2位を記録したヒットシングル。

Sweet Little Sixteen

(Chuck Berry)

G#
They’re really rockin’ in Boston
C#
In Pittsburgh, PA
G#
Deep in the heart of Texas
C#
And ‘round the Frisco Bay
F#
All over St. Louis
C#
And down in New Orleans
G#
All the cats wanna dance with
C#
Sweet Little Sixteen
みんなノリノリ、ボストンでも
ペンシルベニアはピッツバーグ
テキサスの真ん中
フリスコベイ沿岸から
セントルイスの至る所
南はニューオーリンズまで
洒落者みんなが一緒に踊りたいのは
16歳の可愛子ちゃん

G#
Sweet Little Sixteen
C#
She’s just got to have
G#
About a half a million
C#
Famed autographs
F#
Her wallet filled with pictures
C#
She gets them one by one
G#
Becomes so excited
C#
Watch her, look at her run
可愛い16歳
彼女のお目当ては
たくさんの
有名人のサイン
財布は一枚一枚集めた
写真でいっぱい
胸はワクワク
ほら見て、走ってく

F#
“Oh Mommy, Mommy
C#
Please may I go
G#
It’s such a sight to see
C#
Somebody steal the show
F#
Oh Daddy, Daddy
C#
I beg of you
G#
Whisper to Mommy
C#
It’s alright with you”
「ねえ、お母さん
お願い、行ってもいい
スターのすごいショウは
本当に見ものだから
ねえ、お父さん
お願いだから
お母さんにそっと言ってよ
大丈夫だからって」

Cause they’ll be rockin’ on Bandstand
In Philadelphia, PA
Deep in the heart of Texas
And round the ‘Frisco Bay
All over St.Louis
Way down in New Orleans
All the cats wanna dance with
Sweet Little Sixteen
だってみんなステージでノリノリなんだから
ペンシルベニアのフィラデルフィアでも
テキサスの真ん中でも
フリスコベイ沿岸から
セントルイスの至る所
南はニューオーリンズ
洒落者みんなが一緒に踊りたいのは
16歳の可愛子ちゃん

(piano solo)

Cause they’ll be rockin’ on Bandstand
In Philadelphia, PA
Deep in the heart of Texas
And ‘round the Frisco Bay
All over St. Louis
Way down in New Orleans
All the cats wanna dance with
Sweet Little Sixteen
だってみんなステージでノリノリなんだから
ペンシルベニアのフィラデルフィアでも
テキサスの真ん中でも
フリスコベイ沿岸から
セントルイスの至る所
南はニューオーリンズ
洒落者みんなが一緒に踊りたいのは
16歳の可愛子ちゃん

Sweet Little Sixteen
She’s got the grown-up blues
Tight dresses and lipstick
She’s sportin’ high heel shoes
Oh, but tomorrow morning
She’ll have to change her trend
And be sweet sixteen
And back in class again
可愛い16歳
彼女にも大人びた憂鬱があって
タイトなドレスや口紅
ハイヒールもめかしてはくけど
ああ、でも明日の朝には
その身なりは変えて
おとなしい16歳になって
また教室に戻らなきゃならない

Well, they’ll be rockin’ in Boston
Pittsburgh, PA
Deep in the heart of Texas
And ‘round the Frisco Bay
Way out in St. Louis
Way down in New Orleans
All the cats wanna dance with
Sweet Little Sixteen
そう、ボストンでもみんなノリノリ
ペンシルベニアのピッツバーグ
テキサスの真ん中
フリスコベイ沿岸から
遠くセントルイス
南はニューオーリンズまで
洒落者みんなが一緒に踊りたいのは
16歳の可愛子ちゃん

上の動画は、レコードの音をそのまま使ったと思しき、口パク当て振りのTV出演時のもの。
聞こえる音のキーはC#だがギターの手の位置がDなので半音下げチューニングか。ただそもそもが当て振りだし、彼がそんな変わったセッティングをしていたかは分からない。
この時32歳、ステップも軽やかでキマってる!

ロケンロールの創始者とか偉大なミュージシャンと多くが口を揃えて称賛する中、ミックジャガーはベリーの作詞についても特筆している。真のファンの視点と言うべきか。

スティングも同じくベリーの作詞家としての側面に言及する追悼コメントを寄せているが、その中でジャガーのバンドを持ち出し「チャックベリー無かりせばストーンズもビートルズも無かった」と彼の影響力の大きさを改めて伝えた。

特に本作に絡めて言えば、ビーチボーイズ(のサーフロック)も無かったとも言えるだろう。

https://youtu.be/sNypbmPPDco

この彼らのヒット曲のクレジットに当初ベリーの名は無かったらしいが、ちょっと聞き比べればその方が不自然というもの。

さて、新譜制作の進捗については知らないが、やっぱ未完成であろうと聴いてみたいというのが聴き手の勝手な本音。


追記 3/22

… と思ってたらさっそく

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