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歌詞和訳 Rod Stewart – Can We Still Be Friends

1980s

1984年発表の第13作アルバム Camouflage 所収。

Can We Still Be Friends

(Todd Rundgren)

We can’t play this game anymore
But can we still be friends?
Things just can’t go on like before
But can we still be friends?
We had something to learn
Now it’s time for the wheel to turn
Grains of sand, one by one
Before you know it, it’s all gone

もうこんなゲームに興じてはいられない
でも僕達、まだ友達でいられるかな?
物事が以前の様に進む事はない
それでも友達でいられるかな?
僕達、学び得たものはあった
今は前に進む時
砂の粒も、一つずつ
気付かぬ内に、全部なくなっている

Let’s admit we made a mistake
But can we still be friends?
Heartbreak’s never easy to take
But can we still be friends?
It’s a strange sad affair
Sometimes seems like we just don’t care
Don’t waste time feeling hurt
We’ve been through hell together

過ちは認め合おう
でも僕達、まだ友達でいられるかな?
失恋の痛手はいつも受け入れ難いもの
それでも友達でいられるかな?
それは妙に悲しい出来事だけど
全く気にしていない様に思える事もある
傷付く事で時間を無駄にしてはだめ
僕達は一緒に地獄を見てきたんだ

La la la, la la la, la la la
La la la, la la la
Where do we go from here?

僕達、これからどうすればいい?

We can’t play this game anymore
But can we still be friends?
Things just can’t go on like before
But can we still be friends?
We awoke from our dream
Things are not what they always seem
Memories linger on
It’s like a sweet, sad, old song

もうこんなゲームに興じてはいられない
でも僕達、まだ友達でいられるかな?
物事が以前の様に進む事はない
それでも友達でいられるかな?
僕達は夢から覚めたんだ
物事は見た目と違う事もある
思い出は消えぬもの
それは甘く悲しくも懐かしい歌の様

La la la, la la la, la la la
La la la, la la la
Where do we go from here?
La la la, la la la
Where do we go from here?

僕達、これからどうすればいい?
ここからどこへ向かえばいい?

(guitar solo)

I can’t play this game anymore
Can we still be friends?
Things just can’t go on like before
I just wanna be friends
I just wanna be, wanna be, wanna be
And now I just wanna be friends
We had something to learn, something to learn
Now can we still be friends?
Let’s admit our mistakes

もうお遊びは終わりにしよう
それでも僕達、友達でいられるかな?
もう前の様にはいかない
ただ友達でいたいだけ
友達でいさせて
今は友達でいたい
学び得たものはあった
じゃあ僕達、友達でいられるかな?
間違いは認め合った上で


バースの平静とサビ(ブリッジとも取れる)の錯乱。理性と感情の相克。

Where do we go from here?
トッドラングレンのオリジナルには存在しない一節。解釈者ロッドスチュワートが考案し挿入したのかは知り得ないが、原作者ラングレンが演奏のみで伝えようとした揺れる思いを言語化し、独自のメロを付与したものだろう。

そして盟友ジェフベック登場。その情動をギターで奏でる。
ギターソロ中盤、チョーキングから微妙な音程で降下する爪弾きスタッカート。そのぎこちなさは主人公の不安を聴き手に伝えて余りある。出音のパン(定位)が少し左右に振られているのも、定まらぬ心情を表現するためのギミックなのだろう。あ、こんな状況を指すいい日本語があった。右往左往。文字通りにも比喩的にもぴったり。

Can we…? との問い掛けに留めるオリジナルに対し、これまた独自の文言 I just wanna be friends を最後に連呼するスチュワート版。これは袂を分かつ相手への未練などではなく、憎み合って別れる様なマネはしたくない、学び得たものはあったんだからそれを互いの糧としよう、という説得だろうか。
何だか身につまされる気が… それが名曲ってモンか。

原曲(78年)

ロバートパーマー版(79年)

Daryl Hall with Todd Rundgren

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