日本では Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini (ビキニスタイルのお嬢さん)のB面曲だったが翌61年にはA面曲としても発表された。
Baby Face
(music:Harry Akst, lyrics:Benny Davis)
D Bm G A7
D A7
You’ve got the cutest little baby face
A7 D
There’s not another that could take your place
D
Baby face,
Em7
My poor heart is jumpin’
A7
You sure have started somethin’
D
Baby face
D F#7 Bm
I’m up in heaven when I’m in your fond embrace
G G#dim D/A B7
I didn’t need a shove cause I just fell in love
G A7 D
With your pretty baby face
何てかわいいそのお顔
君の代わりなんていないよ
ベイビーフェイス
かわいそうに僕の心はやきもきがおさまらない
きっと君のせいだよ
ベイビーフェイス
君に優しく包まれたら天にも昇る心地
何の後押しもいらなかったよ
ただ僕が惚れてしまったんだから
君のベイビーフェイスに
(interlude)
D# Cm G# A#7
Baby Face
D# A#7
You’ve got the cutest little baby face
A#7 D#
There’s not another one to take your place
D#
Baby face
Fm7
My poor heart is jumpin’
A#7
You sure have started somethin’
D#
Baby face
D# G7 Cm
I’m up in heaven when I’m in your fond embrace
G# Adim D#/A# C7
I didn’t need a shove cause I just fell in love
G# A#7 G# A#7
With your pretty baby (pretty baby)
G# A#7 D#
Pretty baby face
D# Cm A#7 D#
1926年に作られた原曲
Jan Garber and His Orchestra
この音源を聞く限り、キーはD#。
これ以降、実に多くのカバーがなされている。
リトルリチャード版
58年に発表、翌59年、英2位のヒットを記録。キーはF。
マッカートニー版
これはリチャード版に倣っているのだろう。キーはG。
しっかしそれこそ baby face のこの人はどこを切り取っても音楽の天才ぞなもし。
ただやはり本作を日本に広く知らしめたのはハイランド。尤も本国米国ではこのハイランド版はほぼ無名。
原曲からリチャード版に続くハネをベタに均して自身のヒット曲「ビキニスタイルのお嬢さん」のリズムに似せている。また、キーも D と合わせ、イントロ(とアウトロ)に至ってはほぼ流用。つまりは日本で二匹目のドジョウを狙ったのだろう(果たして当たった)。
リズム自体が異なるせいもあろうが、ハイランドは little baby の所をはっきりとクロマチックで下がっていたり、歌い回しを少し変えている所があるので比べてみても面白い。
firm embrace が fond embrace になったのは恐らく聞き違えたからだろう(文脈に影響無し)。
半音上げ転調後の2番の女声は another that could take の所を another one to take と歌っている(意味に大差無し)。
私が本作を知るきっかけは空耳アワーのエンディング(恐らく多分に漏れまい)。
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