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歌詞和訳 Rainbow – I Surrender コード

1980s

1981年発表の第5作アルバム Difficult to Cure 所収。英3位を記録したヒットシングル。

I Surrender

(Russ Ballard)

Gm Bb/G C/G Gm Bb/G Gm

C5 C5 D5 D5 F5 F5 G5 G5 G5 F5 G5 A5
I surrender to your heart, babe
Bb F5 F5 G5 G5 F5 G5
Do anything that you want me to do
Please be tender
I’m in your hands, girl
This is a feeling I never knew
もうお前の気持ち次第さ、ベイビー
俺にしてほしい事なら何だってするよ
お願いだ、優しくしてくれ
俺なんてお前の手の中さ
こんな気持ちは初めてだよ

Eb5 F5 Bb5 Eb5
You know I tried to make it on my own
Eb5 F5 G5
That’s not the way it was meant to be
Eb5 F5 Bb5 Eb5
Spend my time waiting by the phone
Am7-5 Dsus4 D Dsus4 D
Oh darling come back to me
自分で何とかしようとはしたよ
そんな事になるはずじゃなかったけど
電話のそばでずっと待ってるんだ
おお、ダーリン、帰って来てくれ

G5 Eb5 F5 D5
I surrender, I surrender
Eb5 C5 G5
I’m giving up the role of pretender
G5 Eb5 F5 D5
Oh be tender, girl be tender
Eb5 C5 Dsus4 D Dsus4 D
Can’t you feel the love that I send you
Gm Cm F Bb Eb Dsus4 D
I surrender
I surrender
もうあきらめたよ
強がりはやめるから
おお、優しくしておくれ
俺の捧げる愛が感じられないのかい
もう
お手上げ

I remember, seems like a lifetime
Can’t believe it’s a matter of days
Since you left me, oh
I’m near to heartbreak
I want you so bad, don’t turn away
思い出すと一生の長きにも感じるけど
ほんの何日かの出来事だったとは信じられない
お前が去ってから、ああ
俺はもう胸が張り裂けそうさ
お前が欲しくてたまらない、背を向けないで

What does it take to stay by my side
You know I’ll do what you want me to
Don’t take away this feeling inside
I’m still in love with you
どうすれば俺のそばにいてくれるんだ
して欲しい事ならするって言ってるじゃないか
俺の中のこの気持ちは奪い去らないでおくれ
まだお前を愛してるんだ

I surrender, I surrender
Giving up the role of pretender
I remember, I remember
Can’t you feel the love that I send you
I surrender
I surrender
もうヤメだ
平気な素振りなんて出来ない
俺は忘れない
俺の愛が感じられないのかい
もう
ヤメだ

D5
Oh, yeah
I surrender, I surrender
Darling, now won’t you be tender
Surrender, I surrender
Feel the love that I send you
I surrender
I surrender…
おー、いえー
もうお手上げ
ダーリン、もう優しくしておくれよ
もうダメ
愛を送るからせめて感じ取っておくれよ
アイサレンダー
愛されんだー…

このジャケ写は元々ブラックサバスの Never Say Die! 用に作られたが採用されなかったものらしい。知らなんだ。
パープルを含めた中でも一番インパクトがあると言うか、頭に残るカバーアートの様に思う。バンドメンバーですらない、外科医に扮した知らんオッサン達がこっちを見ている不気味さのせいだろうか。

で、サバスの方はこうなった。

服の色とマスクが共通…
因にキーボード奏者も共にドンエアリ。

さて、レインボー。
本作の詞は簡単に言うと「なあ、頼むから行かんといてくれえ」という、男のトホホな独白。
訳語の二人称は男のアホな強がりを表す「お前」で決まり。

Can’t you feel the love that I send you
って言われたって既に気の無い相手からすりゃ知らんがなって話だけど、ラブソングなんてこんなモンだし、恋愛(失恋)なんてそんなモン(などと分かった風な口をきいてみる)。
でもこのおセンチな曲調にハマっちゃったらなかなか抜けられない人も多いのでは(私もですが)。
作者 Russ Ballard の歌がブラックモアは余程気に入ったのだろう(2作目の採用)。

surrender の解釈

1番:お前のハート(気持ち)に身を任せる(自動詞)。

サビ:次行の give up (諦める、放棄する)と同義と見なせそう(他動詞)。

多義的ではあるが、勿論その語感は地続き。
自動詞 surrender to = 他動詞 surrender myself to

で、繰り返しこの言葉を叫ぶのはそんな色んな思いが込められていると解釈できそう。
逆に言えば、(I) surrender の語感の多様さを利用してこの独白は組み立てられていったのかも。

因に名詞でもあり、unconditional surrender と言えば無条件降伏。
我々は敗戦国に生まれ敗戦国に死するのだろう(国連による定義上)。プライドもへったくれもあったモンじゃない(余談)。

84年日本公演

キー1音下げ。
そもそも元々本アルバム曲は全て前任者ボネットの声に合わせて作られ、演奏の録音も完了していた。
後任者ジョーリンターナーはキーが高いと感じたそうな。

西城秀樹

レインボー曲の日本での人気の高さは歌謡曲の要素があるからなのだろうか。本作は Since You Been Gone に続きラスバラードの手による。

そんでこの物悲しいインスト曲にもハマっちゃったらなかなか抜けられないのでは(私もですが)。

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